旅日記

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              旅日記


 ●初めての海外旅行(1991年)
        UK → フランス → スペイン → イタリア

 
 初日 大阪 → シンガポール→ロンドン

シンガポールエアラインだったので、シンガポール経由ヒースローへ早朝に到着。
今回が初海外、初一人旅だ。

パスポートコントロールで係員がいろいろ質問してきたが、何を言っているのかわからず、
適当に答えているとあきれて通してくれた。(当時、英語はさっぱりだった。)

地下鉄でとりあえずロンドンの中心に行こうと思い、ピカデリーサーカスへ向かった。
日本の地下鉄とは違う雰囲気と、窓から見える景色に新鮮さを覚えると共に、
とうとうやってきたという期待と不安が入り混じっていた。

ピカデリーサーカスで下車し、インフォーメーションで地図をもらい、歩き始めた。
何らかの映像で見たことのあるロンドン中心部の景色が目の前に広がり、感激。
荷物をロッカーに預け、ウエストミンスター寺院へ。初めて入った教会は壮観だった。
バッキンガム宮殿で衛兵を見て、トラファルガー広場などを散策し、荷物をピックアップして
1泊目のホテルがあるキングスクロスへ。
何せ初めてなので、1泊目だけ日本で予約していたのだ。




ようやくホテルにたどり着き、無事チェックインしたのが15:00頃。
しかし、疲れと時差のせいで、ちょっと横になったつもりがそのまま寝てしまった。

 
 2日目 ロンドン

早く寝てしまったせいで5時頃目覚め(それでも寝すぎ!)、湯を沸かして紅茶を淹れ、
部屋に用意されていた簡単な朝食をとった。
今日はどこに行こうか考えながら、シャワーを浴び、散歩に出かけた。
ホテルの近くをぶらついていると、朝食を出している店が・・・
「イングリッシュブレクファストって豪華らしいし、トライしてみるか。」と思い、
本日2度目の朝食。
馬鹿でかいベーコンと、豆の煮込み、ソテーしたマッシュルーム、ソーセージ、目玉焼き、
ブラックプディングにオレンジジュースという典型的なスタイル。
ボリュームたっぷりだったが、ペロリと平らげ、満足。

ホテルに戻り、荷物をまとめ、チェックアウトし、大英博物館へ向かった。
博物館の近くの公園で芝生に座り、地図を見ていると、老いた英国紳士が声をかけてきた。
「大きな荷物だな。重いかい?」
「重いでぇ」
「どこから来たんだい?」
「日本から」
「ロンドンにどれくらい居るんだ?」
「3日ぐらい」
てな感じで、英会話初級編のレッスンを受けた。
このままいくと老人はいつまでも離してくれそうになかったので、
振り切って、B&Bを探しに行った。

この辺りはB&Bが多い地区で、すぐに適当なところを見つけることができ、チェックイン。
荷物を置いて、博物館に向かった。  

 

大英博物館のものすごい規模に驚きつつ、自分の学のなさを恥じた。
中で出会った青年と話していると、たまたま大阪の人で、一緒に見て回り、
その後、パブで一緒にビールを飲んだ。
その時頼んだ肉の煮込み料理がめちゃくちゃ塩辛く、イギリスにうまいものなしというのを実感。
彼は、聞けば、なんと京大医学部!話していると頭よさそうな雰囲気はあったが・・・
姉さんがロンドンに住んでいて、夕方からミュージカルに行くという。
コヴェントガーデンで待ち合わせだと言ったので、一緒に行き、買い物を楽しんだ。
大阪で言うアメリカ村みたいな感じだった。
ぶらぶらショッピングを楽しみながら、宿へ。
時差ぼけのせいで、また早く寝てしまった。

 
 3日目 ロンドン → カーディフ

またもや5時頃目覚め、ジョニ黒を飲み(って何で朝から飲んどるねん!意味不明)
タバコをすいながら計画を練った。
シャワーを浴びて、ダイニングルームで朝食をとり、準備をしてチェックアウト。
このまま大陸に渡るか、ウェールズに行くか迷ったが、まだ時間はたっぷりあるし、
ウェールズのカーディフに行くことに決め、コーチステーションに行ったが、あまりにも
長い行列に嫌気が差し、ヴィクトリア駅へ。

ここで事件発生!
駅の前でアメリカ人らしきバックパッカーのカップルが後ろから「ちょっとすいません」
と声をかけてきたので、立ち止まって振り返った途端、顔面に衝撃が・・・
斜め前から電車に乗ろうと全速力で走ってきた背の低いおっさんが立ち止まった私に激突したのだ。
しかも、よりによっておっさんの背が低いため、彼の頭が私の鼻に激突!
おっさんは「すいません!すいません!」と言いながら走り去った。
私はあまりの激痛に立ちすくみ、「ヤ、ヤバイ」と思ったが、次の瞬間、大量の血が噴き出した。
血が足元にしたたり、溜まっていくのだが、鼻を押さえて痛みをこらえる事しかできなかった。
声をかけてきたアメリカ人が親切にどこからか紙を取って来て、
「上を向いて、鼻をつまんで」
「大丈夫か」
と言って、しばらくそばに居てくれた。

その後もしばらく壁際でうずくまっていたが、ユースホステルの勧誘の兄ちゃんも
「大丈夫か?」と声をかけてくれた。
私は鼻をつまんで上を向いたまま、「大丈夫や」と答えた。
すると兄ちゃんがビラを出して、「ここのホステルどうや?」と聞いてきた。
「ウェールズに行くねん。」と言ったら、「じゃあ気をつけてな!」と言って、行ってしまった。
ようやく血が止まったっぽいので、顔を洗いにトイレに行くと、本当はお金が要るトイレだったが、
鼻血が出ていたので、タダで入れてくれた。

つまらないことだけど、こういうときに人の温かみを感じるものだ。

まあ、旅では何らかのトラブルが起きるとは思っていたが、まさかこんな事とは!
最悪鼻の骨が折れているかもしれないと思ったが、どうやら大丈夫そうだ。

とんだ災難だったが、ようやく行動を再開し、パディントン駅へ。
パブでビールを飲み、サンドウィッチを買って、列車に乗り込んだ。

カーディフに着き、綺麗な町並みを見ながらB&Bを探したが見つからず、
インフォメーションへ。
窓口のお姉さんが早口で、ちょっと手間取ったが、なんとか予約してもらった。
かなり歩いて、ようやく到着。
近所でパブも見当たらなかったので、よろず屋でハムとクラッカーとビールを買い、
宿で食べると、またもや睡魔が・・・
 
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