オリーブオイル

スペインのオリーブオイル


        スペインのオリーブオイル 


    スペインのオリーブオイル生産量は世界一です。
    気候や土壌がオリーブに非常に適しており、現在、約300種類、
    2億1500万本のオリーブ樹が栽培されています。
    そのため、非常に多くの異なるタイプのオリーブオイルが生まれます。

    スペイン産のオリーブオイルは、実が熟してから
    収穫するため、あまり青臭さや強い苦味は感じ
    られず、マイルドでフルーティーなものが多いの
    が特徴です。


    スペインでは、オリーブオイルにもD.O.(原産地呼称制度)
    があり、以下の9つの地域が認められており、厳しい管理
    によって、その特徴と品質が守られています。
  



   
  代表的な産地
 ●レス・ガリゲス(Les Garrigues)
 
  レリダ県の南東部
  早い収穫のもの・・・緑がかった色合いで、ボディがしっかりしており、
               若いアーモンドのようなフルーティーな風味
  遅い収穫のもの・・・黄色みを帯びた色合いで、滑らかで甘い風味。
  主生産地:カタルーニャ地方レリダ県南部のレス・ガ リゲスおよびセガーラ・バハ地域
  指定品種:アルベキ―ナ、ベルディエル
  規定酸度:0.5% 未満
 
 ●シエラ・マヒナ(Sierra Magina)
   
  ハエン県の南部
  色:濃緑色から黄金色まで
  風味:フルーティーで、わずかな苦みを伴う。
  主生産地:ハエン県南部のシェラ・マヒナ一帯
  指定品種:ピクアル
  規定酸度:0.5% 以下
 
 ●バホ・アラゴン (Bajo Aragon)
 
  色:透明度が高く、黄金色から古い金色まで
  風味:様々なトーンを持つ。苦味はなく、かすかな甘味と辛味。
  主生産地:アラゴン地方東部バホ・アラゴン一帯
  指定品種:エンペルトレ、アルベキーナ、オレア・エウルペア・L.品種のローヤル。
  エンペルトレは含有量の80%以上を占めなければならず、アルベキーナと
  ローヤルは20%を超えてはならない。
  規定酸度:1% 以下
 
 ●シェラ・デ・セグーラ(Sierra de Segura )
  
  ハエン県の北東
  風味:ほんのりとした苦みのある香り豊かなオイル。
  主生産地:アンダルシア地方ハエン県の北東部
  指定品種:ピクアル、ベルダラ、ローヤル、マンサニーリョ・デ・ハエンなど
  規定酸度:1% 以下
 
 ●シエラ・デ・カソルラ (Sierra de Cazorla)
 
  色:濃い緑から黄金色まで
  風味:リンゴ、アーモンド、いちじくなどのフルーティーな香り、わずかに苦みを伴う。
  主生産地:アンダルシア地方ハエン県東部カソルラー帯
  指定品種:ピクアル、ローヤルを単独品種またはブレンド。主品種はピクアル。
  規定酸度:0.7% 以下
 
 ●モンテス・デ・ トレド (Montes de Toledo)
  
  色:濃い緑から黄金色まで
  風味:どっしりとした舌触り、フルーティーで穏やかな苦味と辛味がある。
  主生産地:カスティーリャ・ラ・マンチャ地方トレド南西部からシウダッド・レアル北東部
  指定品種:コルニカブラ
 
 ●バエナ(Baena)
  
  コルドバ県の南東部
  風味:果実味豊かで花のような香りとかすかな苦みが特徴。
  主生産地:コルドバ県南東部
  指定品種:ピクード、オヒブランカ、ピクアル、レチ ンなど
  規定酸度:1% 以下
 
 ●シウラナ(Siurana)
  タラゴナ県の西
  早い収穫のもの・・・緑がかった色合いで、ボディがしっかりしており、若い
              アーモンドのようなフルーティーな風味
  遅い収穫のもの・・・黄色みを帯びた色合いで、滑らかで甘い風味。
  主生産地: カタルーニャ地方タラゴナ県を北西から南東に貫くシウラナ川流域
          の細長い一帯
  指定品種:アルベキ―ナ、ローヤル、モルート
  規定酸度:0.5% 未満
 
 ●プリエゴ・デ・コルドバ(Priego de Cordoba)
  コルドバ県の南東部、バエナの南
  最高品質のオイルを造るため、伝統的な栽培方法が受け継がれている地域。
  主生産地:コルドバ県南東部
  指定品種:ピクード、ピクアル、オヒブランカ
  規定酸度:1% 以下




  主な品種と特徴
 ●アルベキーナ
  スペインの代表的な品種の一つで、その評価は高い。
  レリダ県アルベカの原産であることが名前の由来。
  トマトなどの野菜のような味わいと、新鮮なアーティチョークの香り
  最初に柔らかなリンゴのような香りがして、後から若いアーモンドのような味わい
  が残るのが特徴。
  濃密で滑らかなオイルは、圧搾直後はオパール色に輝いている。
  野菜や刺身、魚のグリルの仕上げなど
 
 ●コルニカブラ
  やや緑色を帯びた黄金色。
  フルーティーで、最初に広がる甘さと緑葉のような苦み、程よい辛さのバランスが良い。
  熟した実から搾るオイルは滑らかな舌触りとアボガドのような独特の味わいが特徴。
  オレイン酸の含有量が多く、栄養的に優れている。
  肉料理や魚料理、ローストまたは煮込んだ温野菜、サラダのドレッシング、
  マヨネーズなどの材料に向く。
 
 ●ピクアル
  国際的な代表品種でスペインのオリーブ樹の50%、世界の栽培の約20%にも及ぶ。
  オレイン酸や天然の抗酸化物質の含有量が高く、保存性が高く、加熱しても酸化
  しにくいのが特徴。
  産地によって異なる風味を持ち、平地で育った実からはわずかに木の香りとわずか
  な苦みのあるオイル、
  山地で育った実からは甘くフレッシュな香りのオイルができる。
  熱に強いため、揚げ物や、肉料理、シチューなどに向く。
  また、サラダやガスパチョにもよく合う。
 
 ●オヒブランカ
  オレイン酸約75〜78%、リノール酸7〜8%と成分のバランスが良く、飽和脂肪酸の
  含有量も低いため、食事療法に適している。
  デリケートなオイルなため、光に弱く、冷暗所での保存が必要。
  味わいはオイルによって幅広く、摘みたての草を想わせる甘さ、若い果実のような
  苦み、かすかな辛さ、アーモンドのような後味が特徴。
  揚げ物、ソテー、蒸し焼き、菓子やパン作りにも向く。
 
 ●レチン・デ・セビーリャ
  アンダルシア地方で主に使われている。
  草の香り、ほろ苦さ、ぴりっとした辛さのバランスがとれており、滑らかで、アーモンド
  に似た後味がある。
  搾りたてのオイルは特に心地よい味わいを有しています。
  マリネ、フライ、菓子、その他幅広い調理に対応できる。
 
 ●ピクード
  果実が大きめで、テーブルオリーブとしてもすぐれた品種のひとつ。
  バランスのとれた甘さが特徴で、口当たりが軽く、滑らかなオイル。
  フルーツやアーモンドなどを感じさせる風味がある。
  カルパッチョ、温野菜のサラダ、煮込み料理、菓子、ケーキに向く。
 
 ●ベルディアル・デ・バダホス
  エストレマドゥーラ地方のバダホス県やポルトガルの一部で栽培される品種。
  干ばつに強く、果実は大きめ。
  収油率が高く、オイルにもテーブルオリーブにも適しているため、人気がある。
 
 ●ベルディアル・デ・ベレス-マラガ
  アンダルシア地方マラガ県のアサルキーアという地域で主に栽培される品種。
  果実が大きく、苦みや辛みのない、フルーティーなオイルができる。
  オヒブランカ種とブレンドされることが多い。
  オレイン酸の含有率が比較的低い。
 
 ●エムペルトレ
  淡い黄色い色調のオイル。
  ほんのりとフルーティーで甘く、苦みや辛みがなく、アーモンドのような後味が残る。
  マイルドなので、他のオイルとのブレンドに理想的なオイル。
  ドレッシング、マリネ、その他様々な料理に合う。
  熟成後にシェリー酒に5ヶ月漬け込む
 


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